この両者の目的は、
1 物価の安定(価格の安定)
2 景気の安定(物の市場流通量の安定)
ということで一致します。
違いは、
財政が、税金を徴収し、それを市場で消費
する中でこれを実現しようとするのに対し、
金融政策は、市中の貨幣量を調整すること
を手段としている点にあります。
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具体的には
累進課税によって実質的平等(条件の平等)を
を実現し、市場にて購買できる人の数を確保します。
つまり、収入が低くとも富裕層から多くを徴収した税金
を社会保障として低所得者に分配することでそうした
本来購買力の低い低所得者に購買力が生まれるから
です(所得再分配機能)。
また、市場原理の働かない分野、例えば公園、学校
などが教科書だと紹介されてますが、そうしたいわゆる
市場の失敗といわれる分野に税金を投与します(資源
配分調整機能)。
そして、こうした活動の原点としてある累進課税はその
対象である国民の収入に大きく左右されることからビルト
インスタビライザというように意図的ではなく、自然に達成
するとされてます(もっともこれは間違いですが・・・)。
さらに、こうした自動的機能が期待できない分野(公共事業
など)については、国家が意図的に税金を投与します(補正的
財政政策)。
すなわち、消費者と生産者が直接市場で相まみえるという
状況にはなりづらいものでも、例えば社会インフラ、長い目
で見れば、そうしたものは市場の発展の貢献しているわけです。
そして、市場が発展し、健全に成長を続ければそれは物価の
安定、流通量の安定、つまりは景気の安定につながるわけです。
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Ethelbert (日曜日, 22 7月 2012 09:25)
Hi there! This post couldn�t be written much better! Reading through this article reminds me of my previous roommate! He always kept preaching about this. I most certainly will forward this post to him. Fairly certain he�ll have a good read. Thank you for sharing!