定冠詞”THE”のついて 予備校の授業6

 THEの用法は大きく3つあります。
 
 1、前を指す(日本語と一緒)
 
 EX) This is a book. The book is mine.
         (a book ← The book)
 
 2、後ろを指す(日本語にない発想、後置修飾)
 
 EX) This is the town that I live in.
        (the town → that~)
 
 つまり、これははじめに限定しておいて
 後からゆっくりその限定した内容を説明するという
 後置修飾独特の”THE”です。
 
 (考え方)
 「ここはその町です→(その町と云うのは)私の住んでいる町のことです。」
 と云う感じです。
 
 3、文脈に関係なく”THE"をつける場合。
   そもそも”THE”は対象を特定する場合に用います。
   そこから、常に特定化を必要とする単語には文脈に
   関係なく”THE"が付きます。
 
 例題:この中で常に”THE"をつける言葉はどれでしょう?
 
  湖、川、海、山、山脈、島、諸島
 
 
 みなさんお分かりになりましたか?
 答えは、(川、海、山脈、諸島)の4つです。
 
 (考え方)
 ”THE”は特定化のための言葉です。
 従って、常にそれを必要とするということは、特定化しなければ
 どれだかわからないものに対して付けるのです。
 
 例えば、「川」、以前、埼玉県に住んでいたころ近くに「荒川」という川幅30メートル近い
 大きな川が流れていました。ある日、その上流に向かうとその川は二つに分かれており、
 一方の名前は「荒川」のままでしたが、もう一方は「柳瀬川」という別の名前が付いていました。
 両方の川は、繋がっております。従って、自然についた名前ではなく人間が、本流と支流と云う風に
 判断し、それぞれに名前をつけた結果であることがわかります。
 
 要するに、自然のままでは区別がつかず、後から人間が様々な理由で分類したものには
 基本的には”THE”が付くというわけです。

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コメント: 1
  • #1

    Lawrence (日曜日, 22 7月 2012 16:09)

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